少林寺拳法の基本には足の運び方や構えをはじめ、
突蹴また抜き技、投げ技など多くの基本があります。
その一つ一つをゆっくり身体にしみこませ、
いざという時に使える技術を身につけます。
私達は漸漸修学の武道です、白帯の見習い、緑帯の6級から4級、
茶帯の3級から1級、初段以上の黒帯、と必ず一つ一つ
階段を上がるように資格が上がります。
そして、各資格に応じた法形(型)や技を学びます。
皆で教典を唱え、調息して身心を整える 鎮魂行は、
金剛禅における「内修」の実践の一つです。
私たちの教典には人としてのあり方、修行する心構えなどが
書かれています。肉体を鍛える如く、考え方、思考を鍛え、
実践する事も私たちの大事な修行です。
中では坐禅行も行い、こころの中心を定め気持ちを安定させます。
少林寺拳法の修行は突蹴の修練だけではなく、
今現実社会に置かれている状況に私たちはどうあるべきか、
拳法を身につけるという事は社会においてどのような事かを
金剛禅の教義を通して学習します。
参座した道院長、拳士、皆で修練場所を掃除します。
これは修練時の怪我の予防と共に、
修行する場に感謝する事でもあります。
○ 川崎稲田道院 年間行事について
1月 新春法会、修練始め
新年を迎え修行の目的を再確認いたします。
(修練開始日)
2月 涅槃会 仏祖 お釈迦様の御命日です。
(2月15日)
4月 灌仏会 仏祖 お釈迦様の御誕生日です。
(4月8日)
5月 開祖忌 金剛禅の開祖、宗道臣禅師の御命日です。
(5月12日)
10月 達磨祭 祖師 達磨大師の御命日です。
(10月5日)※金剛禅では達磨忌を達磨祭と称しております。
12月 成道会 仏祖 お釈迦様が悟りを開かれた日です。
(12月8日)
12月 修練締め 年内最後の修練をいたします。
(修練最終日)